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■第10回 山形県トレーナー大会の実施 平成23年11月12日(土) 山交ビル
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<講師> 浅井 武 先生
(筑波大学大学院人間総合科学研究科 教授)
<演題> 「現代サッカーの特徴と無回転シュート」
・現代サッカーは、“スピード”と“技術”のサッカー
・“スピード”は、“判断のスピード”が重要
・“判断のスピード”から、“スピードの差”が生まれる
・判断のスピードを高めるためには、“正しい技術を反復して、
正確に出来るようにする”
・“正確性”からスピードが生まれる
・“スピードの差”は、トラップなどのボディバランスの差の蓄積
から生まれる
<具体例>
@バルセロナのメッシのスピードドリブルは、体から70p以内で
ボールをコントロールしている
Aパスを出す際、味方の右足のどの部分に出すか(細かく)を判断
してパスを出すような練習を行う
■無回転シュート(ブレ球)を蹴るためのポイント
・インパクトの瞬間どれだけ足を振るスピードが出ているか。身体を
うまく使い、遠心力の作用を最大限利用した速く強いキックが必要。
・足の硬い部分でうまく蹴る、つまりインパクトする部分の硬さが重要。
・ボールの中心直径1cmくらいの真芯を正確にインパクトすること。
真芯でボールをとらえないとボールはどちらかに曲がってしまう。
※上記動作がタイミングよくできた場合、理論上、ゴールキーパーが
読めない軌道を描いてボールが飛ぶ無回転シュートの生まれる
確率が高くなる。
しかし、実際はプロの選手でも蹴るのは難しいシュート。
■無回転シュートの原理
ボールの真芯をインパクトするとボールは回転せず、ボールスピードが
速ければ速いほど、ボールが飛ぶ裏側に生じる渦の力が強くなる。
この空気の渦(乱流)が、不規則な揺れを生み出す。
※ボール開発技術の向上により、より「球」に近いボールを製造できる
ようになったことも無回転シュートを多く生む要素にもなっている。
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